4時間半熟睡法

 先日、読書感想を書いたのですが何かいまひとつ足りないものがありました。ただ小学生のように面白かったです、と単調に書いているようです。そこで最近売れている「読書は一冊のノートにまとめなさい」という本を見習って読んだ本をまとめてブログで更新しようと思いました。ちなみに「読書は一冊のノートにまとめなさい」は読んでおりません(笑)


 まず遠藤拓郎著「4時間半熟睡法」は、短眠をすすめるだけの本ではありません。睡眠を科学的に解明し、睡眠の質を高めてくれます。そのことが結果的に短眠につながるというだけです。以下、気になった要点をまとめてみました。



・4時間半以上寝るべし
 睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠が90分サイクルであるのは結構知られてます。またこの倍数の時間で起きると目覚めが良いのもご存知の方が多いと思います。実は夢を見るレム睡眠で精神疲労を回復し、深い眠りであるノンレム睡眠で肉体疲労を回復しています。なのであまり短い睡眠時間はおすすめできません。短睡眠を目指すとしても最低4時間半は寝た方がいいみたいです。ちなみに理想的な睡眠時間は6時間半から7時間半だそうです。それでも忙しいサラリーマンに毎日6時間半から7時間半の睡眠をするのはとても難しいと思います。そこで日頃は4時間半の睡眠を実践し、週末に6時間半から7時間半の睡眠で疲れをとることも有効だそうです。


・体温調整を心がける
 人は体温低下により眠くなるそうです。言われてみれば夜になると気温が下がり体温も下がるはずですし、雪山で遭難すると睡魔に襲われるなんでいいますよね。人は体温が下がると眠たくなるようです。
 そこで任意に体温を調整することが大切になります。睡眠数時間前に体温をあげておき、睡眠時に低下させるという寸法です。体温をあげる方法としては食事・ストレッチ・お風呂が有効だそうです。低下させるのは腕や足を冷やすと良いそうですが、やりすぎは逆効果になりますので33度を目処にしておくのがいいそうです。


・日光をあびる
 毎日、日光をあびて体内時計をリセットしておげてください。朝10時までには日光を浴びる。逆に夜は間接照明などをつかってなるべつ強い光をさけてください。


・仮眠をとる
 もし睡魔に襲われたのなら15分の仮眠をおすすめします。30分以上の睡眠は深い眠りにはいってしまい、かえって疲労感が増してしまう。こういう仮眠の方法はパワーナップともいいますね。


・寝酒はするな
 お酒を飲むことで体温が低下して寝付きがよくなりますが、数時間後にアルコールが体内で分解されてくると体温上昇につながり浅い眠りになってしまうそうです。就寝3時間前にはお酒をやめてください。


・夜勤をするなら
 私もそうですが仕事に夜勤があります。その場合は朝、家に帰って朝9時から昼の12時までの3時間の睡眠をとるのがいいそうです。その後は普段の生活をして夜に睡眠をとれば体内のリズムをなるべく崩さずにできるそうです。



 以上。けして短眠に興味がない人が読んで損はないと思います。なぜなら人生の3分の1は睡眠であり、そのことについて深く考える人はそう多くないように思います。


4時間半熟睡法
4時間半熟睡法
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